2016年12月18日
医療生協の目指す医療の取り組み
医療生協さいたまの看護の理念は、「看護のこころ」を持って、命の始まりから最後の瞬間まで患者の生き方を支援することにあります。また、地域の産む力と育む力、そして看とる力をヒューマンネットワークとしてつなぎ、人々が安心して暮らせる地域社会の実現を目指しています。看護の現場は、謂わば、命を営み続けるフィールドのようなもので、健康の様々なステージを経る中で、人々の「健やかに生きたい」という想いの実現のために、プロとしてこだわり続けるわけです。
人生を長い目で見た場合、通院や入院で治療や看護を受けている時間は、ごく短いものだと言えます。それでも、健康を維持したり、回復・増進したりするのは、一人ひとりの努力に加えて、家族や仲間、そして社会環境の存在抜きにしては成り立ちません。そして、患者の周りの環境を整えつつ、よりよく生きるための支援を行うことが、「医療生協」の職務だと考えているわけです。また、様々な住民組織やボランティアとも連携を図っており、地域の人々と協同しながら、地元に根ざした健康維持活動を実施しています。
子育て中の母親を支援する「子育てサポーター」をはじめ、地域住民による「健康自己チェック」、そして働き盛りを支える「健康づくりプログラム」など多岐にわたっています。医療生協は介護の分野にも地域に密着した取り組みを導入しています。そして、誰もが正しい人権意識に基づいて、安全安心の豊かな人生を送れるよう目指しているわけです。また、医療と介護のチームワークによって、利用者にとって最適な介護環境を実現できると考えています。
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